来年度の入試から新課程に変わるということで,新たに統計や複素平面が加わります(その代わり,あんなに重要な行列がなくなっちゃたけど).何はともあれ複素平面が10年ぶりに復活したのは,数学という学問的には歓迎すべきことであります.複素数が実数の拡張であるというのはこれまでも学習してきましたが,それを単なる数ではなく,平面の点と同一視し,幾何学的な事象を代数的に扱おうとする考え方は斬新であり,かつそこから見出される賢智は大変奥深いものがあります.
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茗渓予備校情報誌『JUKEN』
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